『胆汁酸を作るのにビタミンCが必要』

腸美人になるには胆汁酸が一つのカギとなります。

胆汁酸の働きは脂質(飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、コレステロールなど)や脂溶性ビタミンA,D,E,Kなどの栄養素を効率よく吸収するのを助けることです。胆汁酸なくして脂溶性栄養素の吸収はありません。

また、胆汁酸はその乳化作用により、細菌の細胞膜を破壊し殺菌作用があるため、これによって小腸にできるだけ細菌を寄せ付けないようにしています。

さて、この胆汁酸の原料はコレステロールです。ところが、ビタミンCが不足すると、コレステロールから胆汁酸への変換が低下することがわかっています(※1)。

この理由は、コレステロールから胆汁酸の前駆体に変換するときの酵素7αヒドロキシラーゼは、ビタミンCを補酵素として利用しているからです(※2)。

(また、胆汁酸合成ではミトコンドリアでの化学反応においてビタミンCを必要とすることもわかっています。) 実際に、ビタミンCを不足させると、体内のコレステロールは胆汁酸に変換されづらく、血中コレステロールが上昇しやすいことがわかっています。

食事からのビタミンC供給は、90%以上が野菜果実由来です。よって、野菜果実の摂取が少ない人はビタミンC不足になり、さらには胆汁酸分泌が不足する可能性がありますので、要注意です。(その場合、ビタミンCサプリが必要でしょう。)

胆汁酸の機能は、上記の作用だけでなく、最近では、細胞内にある細胞核の受容体と結合することで、

(1)糖代謝・脂質代謝のエネルギー代謝を活性化する働き
(2)中性脂肪の合成を抑制する働き
(3)コレステロールを正常に減らす働き
(4)ミトコンドリアの細胞膜を刺激し、D2というホルモンを活性化して甲状腺ホルモンを甲状腺以外の組織で産生する働き(=エネルギー代謝の亢進)

などがわかっています。

ビタミンCを意識して補給し、胆汁酸合成を促進させましょう。

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※1…Nutr Rev.1973 May;31(5):154-6
Science.1973 Feb 16;179(4074):702-4
※2…Atherosclerosis. Jul-Aug 1976;24(1-2):1-18

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WRITER

吉冨 信長(よしとみのぶなが)

1977年生まれ
栄養カウンセラー、分子栄養学セミナー講師
(株)コミディア代表取締役
日本脂質栄養学会会員、日本微量元素学会会員

2000年東京理科大学卒業後、SE業界へ。
SE業界を引退後、2007年青果業界へ転職し、2013年から食と栄養に関する健康情報をSNS等で日々発信し、講演会やセミナーではいつも満員となる人気講師に。

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